覚え書き

・10月2日の「日本人の何ちゃらクイズ」で、山瀬まみが紹介していた「レタスはぬるま湯につけるとパリパリに戻る」は、「ためしてガッテン」のネタであったと思う。パクるにしても、山瀬まみを使うかね! 他にも雑学王とのかぶりもあった。同じ運動会の種目の名前を出すのでも、わざわざ蝶々の話を使う感覚が理解できない。

秋元さんが「剽窃禁止!」を標榜して久しい。最近は「商業利用を希望される場合は、事前にご連絡ください」とも記している。このような表記は、実はクイズの世界では珍しいことである。なぜなら、この語は「自分は本当に新作問題を作っている!」という宣言でもあるからである。そこまで自信を持って問題を作っている人は(私も含め)ほとんどいない。

・クイズのメールマガジンというのがいくつかある(あった)が、たいがいは「今までのクイズによく出ていた問題を紹介する」という趣旨であり、純粋な新作問題を出題していることはあまりないようである。「クイズ作家」のメールマガジンがそういう状態であることを、別に批判する気はない。「よく出る問題」は、「クイズをする人たちの共有財産として既に認知されている問題」(この意味はいずれ詳しく述べたい)だと言えると思うからである(歴史的にはいろいろ問題はあるにしろ)。「クイズ作家」はクイズのスポークスマンたり得ると思うから、このことは良いと思う。

・ただ、こういうことは言える。クイズを作る自称クイズ界の人たちは、既存の問題をパクって出題することに、慣れきっている。これはここ15年くらい全然変わっていない。

・それが高じて、テレビの番組からテレビの番組へ、平気で剽窃が起こっているのが現状だというわけである。これは高校生クイズでも同様であった。ま、ベタ問題はパクってもよく、難問はパクってはいけない、という訳でもない。ベタが何故生まれるかのメカニズムは、結局まだ述べていなかった。今後はパクリの問題と絡めて、ベタの生まれる必然性を述べるつもりでいる。

・クイズに著作権は無い、とうそぶく人たちがいる。こんなのはパクっている自分たちの正当化に過ぎない。つーか、そんなわけねーじゃん。いい大人が、そんなことも分からないのだろうか。

・私が「雑学王」を高く評価しているのは、パクリの要素がほとんど見られないからである。もっとも、最近の問題の中では、、、、(以下、いずれ書きます)

・忘れていたが、「烏」の字源も雑学王のパクリだった。