東大も数が少ないからいいようなものの(以下略)

・「99人の壁」についていろいろ書こうと思うのだが、なんか気が乗らない。今回はひとつだけ。そろそろ「普通の人じゃ出られねーじゃん!(一部違う人もいるが)」と世間の人は思い始めてるよなぁ、ということだけ指摘しておく。普通の人にもチャンスがあるように見えるのが面白い番組だったのだが、ま、それじゃ視聴率が取れないと言うことでしょう。以前のような形に戻ることなどないと、もうすっぱり諦めましょう。

 

・やっぱもうひとつだけ。今の形だったら、司会は二朗さんじゃなくてもよくない?  つーか、司会らしい司会はいなくても全然成立しますよ、どうせナレーションでつなぐんだから。

 

・勝負を盛り上げるために出題順に気を遣うのは当然だが、クイズをちょっとかじった若者(ゴリゴリのクイズ屋ではないところがミソ)にブロックさせるべく、既出問題をまぶすのは、ちょっと冷める(もちろん、ブロッカーを批判しているわけではありませんよ。そら分かる問題は答えるもの)。私が考えすぎなのかも知れないが。もっとも、超早押し勢を引っかけるタイプの問題(超早押しができると見せかけて・・・みたいな)がポツポツ出てくるようならべつだけど。

 

・超早押しを演出するために既出問題を使う、というやり方って、私が嫌いなだけで、世間の人は面白がって見ているものなのだろうか? 最近、なんか私が特殊な人間のような気がしてきた。私感ついでに言うと、私は東大東大と言ってちやほやするようなテレビ番組が好きではない(というか嫌い)。「東大だからってクイズまで強いわけじゃないだろう」というくらいの気概が昔の制作者にはあったのでは? 世間は東大の人が活躍する姿を、そんなに見たいのか? もう一つ言うと、センターに立った人をみんなが応援するかのような雰囲気も好きじゃない。「超逆境」じゃないじゃん。周囲のみんな(二朗さん以外)が敵になるアウェイ感があるから、グランドスラム達成時のスタンディング(ってそりゃ当然だ)オベーションが気持ちいいのです。

 

・ということで、この稿は相当個人的な思いを述べてみました。いつもそうじゃん、と言うかも知れないが、いつもはかなり抑えてまっせ。