アララット山!

・私は、クイズマニアがガンガン難問に正解する姿を、別に見たいとは思っていない。憧れのクイズプレーヤーも、全く存在しない。その代わり、クイズの勉強をしていない一般の人が、クイズに挑む姿が好きだ。
 
・だから、いまだにアタック25は見るし、ウルトラクイズも第7回や第14回を傑作と認定したいのである。
 
・さて、第8回ウルトラクイズフィラデルフィアまで勝ち残った内野さんが、先日亡くなったとの情報を得た。
 
・氏のサイト「Wa's Square」のアクセスカウンターが50000ヒットを記録する寸前のとき、「驚いたことに、アクセスカウンターが間もなく50,000ヒットしそうですね。(中略)もし、めでたく50,000番になった方がいましたら(いるはずなんだけど)、掲示板にでも書き込んでいただけるとうれしいです。」とトップページにあった。
 
・何の気無しにカウンターを見ると、何と50000になっているではないか。普段はキリ番など全く興味がない私だが、その画面のをhtmファイル(ってところが古い)でコピーし、掲示板にその旨を書き込んだ。また、自分のサイトのアドレスも書き添えておいた。
 
・しばらくして、内野さんから書き込みの返事があった。私のサイトを見ていただけたみたいで、「私もウルトラクイズについては基本的に同じ意見だ」というような内容に喜んだ覚えがある。
 
・ただし、氏のサイトの掲示板に、この発言は残ってないようである。もったいない。
 
・クイズはクイズマニアだけのものではない。一般の人を楽しませて初めて、存在意義があることを認めうる。そのために我々は、一般の人をクイズ考察の第一基準に置かねばならない。クイズについて発言する一般の方が増えてくれることは、望外の喜びである。内野さんはその貴重なお一人であった。
 
・ひょんなことから、たった1回だけ掲示板上で言葉を交わしたが、基本的にミーハーでもなく、求めてクイズ関係者と接しようとしない私にとって、これは大変貴重な経験であった。サイトの文章の続きも気になるところだったが、未完成で終わってしまったことが残念でならない。ご冥福をお祈りいたします。