ピエロになってしまったじゃない、生まれつきそうなの(第5回ヒューストン)

・ワールドクイズクラシックの参加者プロフィール。さすがに「○○オープン」(○○には大学名などが入る)優勝!とかは出てこないのね。さすがにオープン大会はクローズ過ぎると言うことか。あと、超難問を売りにする番組でも、アタック25優勝というのは入ってくるのか。
 
・クイズ王決定戦的番組を成立させる要素に「解答者の凄さが視聴者にも分かりやすいようにする」という点がある。だから、クイズ屋さんにはたいしたことがない「超早押しの演出」や、難しいと言うことが分かりやすくするための「東大生正解率」などが、クイズ王決定戦には必要になっていた。
 
・今回は問題の難しさを前面に出すらしい。問題の意味すら理解できない世界を見せるというのは新しい趣向と言えるが、「どうせその世界では有名な問題なんでしょ」的な思いを視聴者が持たないようにするには、それなりの工夫が必要と言える。超難問と銘打っておいて、超早押しとかボードクイズ全員正解などのように、ガンガン正解されまくってしまえば、どうしても視聴者は引く。「クイズではよく出る問題なんだ」「なーんだ」みたいな。手品のタネが分かってしまったような。
 
・そうしないために、今回その保険になっているのがクイズプレーヤーの名だたる戦歴だ。引っかけっぽい難問とか、今までの難問をひねった問題などを紛れ込ませてそういうプレーヤーの中から失格者を数名出せば、「本当に超難問なんだ」と勝手に解釈してもらえる(第1回FNSの早押しが好例)。これは「誤答」を利用した演出手法として重要な分析要素なので覚えておこう。誰がその毒牙にかかるピエロになるか、楽しみ楽しみ。
 
・ま、どうせ私はTBSが見られる環境にないので、たぶん見ませんがね。
 
・こないだ「ナナマルサンバツ」の2巻を読んだ。「ベタ問題」についての考察があったが、それについてはまた今度。