iQバトル!(竹下宏太郎風に)

・別に世のテレビ番組をくさすためにこのブログをものしているわけではないのだが、と一応前置きをしておく。
 
・「頭脳王」の関西予選が放送されたので、やっと通覧した。
 
・「常人が1ヶ月かかる知恵の輪を、何と25秒でできたんです!」で視聴者がそんなに驚くと思っているのだろうか。当然解き方を知っていたに決まっている(にしても速いとは思うが)。
 
・「知識力を問う」と銘打って、ベタ問を10問並べて、答える速さを競う。もうそういうのもやめたほうがいいのではないか。
 
・それにしても、何でクイズやる人たちというのはこれほどまでに「ポロロッカ」という単語が好きなのか。「史上最強」をリアルタイムで見ていない私には、いまいち理解できない。ピンクレディーのファンなのか。
 
・数学はロピタルの定理を使って極限を出す問題。ロピタルを使え、と指定してあるわけだから、分子も分母もどうせ微分可能。ただし、分子分母がやけに長い。で、結局は単に微分を何階も(誤字ではない)しまくるだけの問題だが、いかにも難しい計算をしてまっせ!的な演出を狙ったのだろう。しかしこれが、見ていて全然面白くない。問題に対するイメージがわかないからだろうか。
 
・そう考えると、高校生クイズが3人1組というシステムをとっているのは、大変良くできている。1人だとドラマは見えにくいが、3人いると何をしてもドラマになるから。
 
・一番納得いかないのは推理力の問題。どういう答えを想定したとしても、絶対に証拠が残り、夫が疑われるに決まっている。その点で言えば、どの人の答えも0点ではないか。この場合、夫が逮捕されないようにするには、不能犯的な殺害方法をとるしかないように思う。例えば催眠術とか強い暗示によって、ある単語を耳にしたら部屋の鍵を全部閉めて首を吊るようにしておく、とか。
 
・大学の名前で頭の良さを分からせようとする演出、というのも、相当に下品に感じるのですが。