おー脳(泉谷しげる)

・一応、頭脳王を軽く見たので、なんぼか感想を。
 
・あの頃の高校生クイズより、「はったり感」が強くなっている。すばらしい。知っていれば一瞬でできることを、「超難問」と銘打って平然と出題できる感覚が、私には欠けていることがよく分かった。
 
・クイズ的な問題は、すべてベタ問(=有名なクイズ番組やクイズ本などで出題例がある)だし、ブロックを積んだ問題は類題の経験があれば(1+2+…+8)×6=(4×9)×6=6の3乗だし(すばやく計算できるのは十分すごいことだが)、複利計算は72の法則だし、「勧学院の雀は蒙求を囀る」は漢字検定1級ベタだし、、、
 
・と書いたあたりで、ちょっと疑問。コマを取り合うゲームは、スタートのコマの数が、人によって違うのか? 伊沢さんのときは「3/9/10」から始まっているが、この時点で明らかに先手は負けている(相手がミスしないという前提なら)。それに比べ、最後の人の「4/5/9」は「9」から8個取れば勝ちが決まる(ミスさえしなければ)。こんなのありか?
 
・で、多少調べさせてもらった。昨年も同じゲームが出ているのですね。ということは、必勝法を知らない人はいないはず。放送のなかった2人の場合も、同じように必敗パターンからスタートしている可能性がある。ホントのところ、どうなの?
 
・計算せよ問題は、相変わらず面倒くさいだけですね。理系のごく基礎的な素養があれば全く難しくないだろう。ただ、筆算だけでごりごり計算するのは確かに大変。でも、あの絵面、そろそろ飽きてきませんか?
 
・一応突っ込んでおく。(中国の)女子数学オリンピック金メダリストを、「数学オリンピック金メダリスト」と呼んでも良いのか? もちろん、この実績だって一般の人からすればとんでもなくすごいのだが、誤解を招く表現はいかん。
 
・青春の対義語は白秋、か? ほんとか? よく分からん。
 
・個人的には「アリアドネの糸」が懐かしかったかな。言わずと知れた1994年マンオブ決勝ですね。
 
・全体を通して言えるのは、リアルタイムで見なくてよかった、ということ。以上。