秋田では放送されてませんでしたが

大橋巨泉逝去! 永六輔のことや、久々の全国民必聴歌(小林千絵「いつも片想い」)のことなどを書こうとしていたが、そんなのは吹っ飛んでしまった。ということで、クイスダービーのことを少々。

大橋巨泉の名司会ぶりは、今更私が褒めそやすまでもないだろう。見ていて非常に小気味が良い。今なら一時間番組を作ってしまいそうな問題の質量。解説にもムダに時間を掛けず、すべてをテンポ良く進めていく司会術と、それを可能にしているスタッフの労力、すべてが完璧な番組である。

・さて、番組のフォーマットのすばらしさに比して、問題そのもののすばらしさについては、あまり言及されてこなかったように思う。そこで、せっかくの機会だから1問だけ取り上げて述べてみたい。ちなみにこの問題は1枠が鈴木武樹、2枠が沢たまきの時代なので、相当初期の問題である。初期の割には考えさせる問題(やや単純だが)と言えよう。

・「問題 文久3年、マルセイユに着いたヨーロッパ訪問使節が、ホテルでまず通された部屋があまりにせまいので怒り出したそうです。そのホテルのせまい部屋とは、一体どこだったのでしょう。」

・いきなり答えを出すのも無粋なので、次回この問題の解説(解答の解説ではなく)をしたい。出典は『クイズダービー ベスト500』(1987)。