このはしわたるべからず

・いよいよ農作業も始まり、ややテンションが上がっております。たまに書くため長文になります。ま、連続ツイートみたいなもんだと思っていただければ。

・奇遇にも、この方この方が同じような記録媒体に(大きさは違うようだが)問題作成をされていると言うことを知った。カードにクイズ問題を記述する、と言うことについて、思うところを少し。

・実は、私も高校の頃、クイズ問題をカードに記述して記録しようと思っていた時期があって、カードを100枚入りで購入したことがある(詳しくメーカーは覚えていないが、田舎で売っていたのはコクヨくらいだったと思う)。

・その頃はワープロなど無いので、元々ノートやルーズリーフに問題を記述していた。カードを使おうと思ったきっかけは、やはりウルトラクイズのマネだったと思う。メモのとり方にしても、(教員としての)授業の予習の仕方にしても、最初はいろいろ試行錯誤してスタイルを決めるものだ。その一環だったと思う。

・で、結局2~3問くらい書いたところでやめてしまった。その理由として、(1)カードはなかなか高い(2)ノートなどと違い、綺麗に書こうとしすぎてしまい、とにかく億劫(3)((2)と同じ理由で)推敲しにくい(4)割とかさばる(5)整理がめんどい(6)たくさんの問題が一望できる方がいろいろ便利、などなど。結局、高校時代は1冊のノートにすべて作問。大学時代はワープロ、仕事してからはパソコン(excel)で問題を作っている。

・私は、自分で作った問題を平気で忘れてしまうような人間なので、問題の管理をどうするかが結構悩ましい。今はexcelで作ったデータを「PDIC」で検索できるようにしてあるのでかなり便利。こないだも「ですが」「では」問題をまとめるのに5分とかからなかった。

・別にカードでの問題作成を否定しているわけではない。面倒くさがりの私には向いていないというだけである。人には特性による向き不向きがある。そういうのも含めて、多くのプレーヤーが自分のスタイルを紹介したら、若い人には参考になるんじゃない? 

・別件だが、ここで紹介されている「クイズは知識の俳句である」ということばを、始めて知った。私は「クイズと俳句はよく似てる」という文章をものしたことがある。「クイズ界の派閥争い」に絡んで、もう一度読み直す価値のある文章だと思ったので、ここに紹介しておく。ま、

・そういえば、芸能人が俳句を作って、それを添削する番組があるようで、ほんの少しだけ見た。ああいう番組が成立するのは、俳句には俳句の世界で広く認知された「べからず集」が存在するからだ(例:「俳句講談社学術文庫)。で、「べからず集」のうち、割と世間の人にも分かりやすい部分だけを使って添削しているから、バラエティーとして成立するのだろう。たぶん、俳句を趣味とする人の中には、「こんなの俳句じゃなねーよ」と思っている人がきっといることだろう。世間ウケだけを狙った俳句風番組、と取る人が。

・翻って「クイズ」の「べからず集」は、世間の人にも分かりやすいようになっているだろうか?