クイズ的な、あまりにクイズ的な

・本日のQUIRE(秋田クイズを楽しむ会)例会では、こんなクイズを。

・「これは誰でしょう」ビジュアルクイズ。15問限定。ただし問題はすべて「後ろ姿」が出題される(解答者には最初伏せている)。これがなかなか難問だったようで、私としては非常に面白かった。ちなみに出題したのは、「東大全学連と討議している三島由紀夫」とか「指揮をしているフルトベングラー」とか「EDWINのCMの宮沢りえ」とか「ローマの休日のヘップバーン」とか「千代の富士と取組中の霧島」とか、そういうやつ。「将棋解説中の村山聖」は正解者ゼロだった。

・何で後ろ姿に注目したのか。最初は普通に作って「これは誰」を作っていたのだが、フルトベングラーが指揮をしている映像を見ていたら、「このおっさんの後ろ姿って、出題したら笑えるなー」と思ってしまったのである。で、そうやって探していくと、結構後ろ姿は笑えるような気がしたのだ。

・そういえば昔、「世界まるごとHOWマッチスペシャルかなんかで、アラン・ドロンの後ろ姿を出題していたこともあった。だからまあ、オリジナルじゃないと言えばオリジナルじゃないわけだが、15問集めたヤツは今までいなかったんじゃないかな。

・さて、ここからが本題。クイズの難易度設定というのは本当に難しい。誰も分からない問題だと、(スルーなのはまあいいとして)正解を発表してもリアクションはないし、みんなが分かる問題だともちろん面白くないし。

・浮き世離れしていないネタで、かつボードクイズでも正解者が多くないような、正解を発表したとき「あーなるほどなー」というリアクションが起きやすいクイズというのは、一つの(あくまで一つの)理想の姿である。「後ろ姿で誰でしょうクイズ」は、そういう可能性をもつ形式だなー、と問題を作りながら思っていた。で、出題してみて、やっぱりそうだった。ということで、今回の実践的クイズ研究でした。

・今回は早押し用問題も50問強用意していたが、こちらはお預け。次の回のときに100問くらいにして大放出をする予定。