ドラマはアルバイト(浜ちゃん)

・興味の無い事柄に対して無理矢理述べた意見が(前回の記事のことです)いつまでも一番上にあるのはイヤなので、軽くいなすために軽い記事を。どうせどこかのツイートからこのブログに来る人は、あの記事しか見ないだろうが。

・そういえば先日、秋田県高文連小倉百人一首かるた部会主催の新人戦が行われた。参加校は4校。百人一首部ってそんなにあったっけ? 個人参加も含めてるかも。参加者19人だったらしいので。

・FNS第1回についてひとことだけ。クイズ本によく出る問題に混じって、目新しいような難しめの問題がちょこちょこ出題された、というイメージだが、そういう問題も実はクイズ本の解説部分に書いてあったりする知識だったりした(ような記憶があるが、ちゃんと確認してない)。

・昔のクイズ本には、解説があった。今手元にある本で言えば、永岡書店「常識クイズ」「常識クイズ」とか「クイズ面白ゼミナール」とか。クイズ問題をとっかかりにして、解説を読み知識を増やす、そういうクイズの楽しみ方が、かつては確かに存在していたのだ。まあ、今も存在するけど。

・つまり、クイズ作家には、博識な文筆家としての一面がなければいけないということだ。特に当時のクイズ本は硬派だったから、大人の読み物として成立していなければならない。今はどっちかというと中高生をターゲットにした本が多いかな。どっちがいいか分からないが、せっかくおっさんになったのに、大人の読み物としてのクイズ本があまりない現状はつらい。

・ある方が最近「大学を卒業して、クイズ作家になるかどうか本気で悩んだ」と聞いて、相当びっくりした覚えがある(付記:が、この記事を書いてからメールをいただき、この話について私の勘違いが発覚した。が、私の考えたことが変わるわけではないので、文章はそのままにしておく)。その方(クイズ作家になってはいない)は私の1学年上だから、ほぼ同時代のクイズシーン(そんなのあるのか?)を生きたわけだが、教員免許を取るために東大に入った私には、全く存在しない選択肢だった。

・「マイエンジェル」「アブノーマルチェック」の問題作成バイトは楽しかったし、そのときのボスに「こういう業界に入りたかったら、企画書の作り方とか教えてあげるよ」と言ってもらったりもしたが、その気が全くなかったので丁重にお断りしていた。当時の私が考えていたのは、「クイズ作家は放送作家か、文筆家が兼任するもんだ(もしくはバイト)」ということ。

・本当は本職があるいろんな人達による様々な種類のクイズ本が販売される、そういう状況が、一クイズファンとしては好ましいと思っているのだが、そういう時代はこないでしょうね。仕方が無いので、いろんな検定の本(『大阪の問題集ベスト選』とか)を読んで我慢している。