運が悪けりゃ死ぬだけさ

・「99人の壁」視聴。久々に一視聴者として客観的に見ることができた。

・今回は「算数」の彼の超早押しなどにより、麻雀で言う「荒れ場」(=みんなが超早押しをして自滅したり、たまに正解したりする状況)であったような気がする。私も以前書いたが、「ヤマを張る」「他人のジャンルの対策をする」が戦略として確立してきた中で、問題作成スタッフがそれをどう乗り越えるかがここからの見所であろう(などとプレッシャーかけたりして)。

・今回で言うと、「モンブラン=白い山」はクイズ研の餌食にするための問題としか言いようがない。あれをクイズ研より早く押せる一般人がいるとは、とうてい思えない。一方で「調布市」の問題は、明らかに「境港市」を誘っているから、クイズ研が引っかかる可能性大の問題と言えよう。なお、私はかつて「水木しげる記念館があるのは境港市。では鬼太郎茶屋があるのは東京都何市?」という問題を作ったことがある(たぶん未出題)。

・まあ、「荒れ場」を見せたい、という演出なら今のままで良いと思うが、視聴者が見たいのはそれなのだろうか? よく分からん。ともあれ、クイズ研を出しまくって荒れ場になりまくってつまんなくなった一時期のアタック25のようにならないことを祈る。

・くじで選ばれたとはいえ、「妖怪」の方の戦いぶりは圧巻。勝負は4問目で決まっていた。私の4問目でも説明したが、自分が本当に詳しいことで、対策をしまくってきたことで、かつ無心でクイズに臨めている場合、他の人より「確定ポイント」が早くなる現象が起きる、のかもしれない。私は絶対に「ざしきわらし」だと思ったけどね(大昔「二戸市」を問題にしたことはある)。「ゾーン」というより、たまたま正解しただけなのかもしれない。もちろん私の場合も。

・100万取るのに必要なのは、クイズの実力なんかではなく、問題の巡り合わせと、運と、度胸と、何をジャンルにしたか。一言で言えば「たまたま」。それに尽きる。「どう頑張っても5問正解するの無理だよな」というセットも結構あったしね。結局運じゃん! でも、残念ですが、クイズなんてそんなもんなんですね。