メガネは男を三分上げる(わけでもないようですね)

・99人の壁、視聴。編集は試行錯誤中なのだろうか。いまどきのテレビ番組ではしかたないことかもしれないが、詰め込みすぎで見ていてやや疲れた。以前出ていたチャレンジャーが再チャレンジするのは、せめて1年位経ってからが良いのでは(アタックのように縛りを掛けるとか)。あと、最初のチャレンジャー、やっぱくじ引きでいいんじゃない?

・「きのこ」の5問め、あの問題だとブロッカーが有利だという意見が散見される。「順番が決まっている名数問題は、最後のものが答えになる」というクイズの「セオリー」通りの出題だから、クイズ屋(というより、早押しをほんの少しだけかじったクイズ好き)が有利になってしまう、という意見なら分からないでもない。

・チャレンジャーが圧倒的不利になってしまった状況として、私が見た(そんな他人事みたいに)例では、「これは何処の国の〇〇でしょう」という問題で、ブロッカーがよく分からないのにカンで押しまくり、数人が誤答を続けた挙げ句、どっかのおっさんがさらっと正解してしまった。しかもそれが1問目だったから、それはそれは可哀想なことでした。

・誰かがカンで超早押しをした瞬間、どんな問題もチャレンジャー不利に流れる(難しい問題だったら別だが)。でも、それもクイズだから仕方が無い。「イタリア語で『私をいい気持ちに』」などというフリの問題だって、クイズ屋(というより、早押しをほんの少しだけかじったクイズ好き)が複数いれば、たとえチャレンジャーがクイズ屋(というより、早押しをほんの少しだけかじったクイズ好き)だとしても、やっぱチャレンジャー不利になる。同じところで同じようにボタンを押す人の集まりになるからね、解答権が来るかどうかは神のみぞ知る。第4問~第5問で難易度押さえ気味の問題が出れば、大体それに近い状況になる。

・つーか、チャレンジャーが圧倒的不利な状況なのに5問正解することを目指すのがこの番組なんだから、それで別にいいんじゃないの? その「不利な状況」にいろいろあるというだけで。私が言うと説得力ある・・・わけでもないか。「分かりもしないのに押すな」とかいう意見も聞かれるが、ペナルティーのリスクを負って押しているわけだから、別にいいんじゃないの?

・ブロッカーの誤答は3局休みというペナルティーが与えられる。収録時間等を考えると、このペナルティーはなかなか厳しい(とはいえ、実際は自分が立てない局も多いわけだから、あまり気にせずガンガン押した方が良いとは思う)。このことから、収録の前半は比較的ブロッカーが慎重であり、後半はガンガン押してくる状況がある。だから100万円は収録前半に出やすいよね。・・・ということは以前も書いたっけ。

・それにしても、あれだけ楽しげな現場で、よくもまああれほどの表情でいられるものだと、逆に感心しきり。なかなかできることではない。うちの家族も「この人あやしい」と、しっかり正鵠を射ていた。名物キャラへの道、まっしぐら。

・やっぱ「99人の壁」は私に合っている番組らしく、「立川不二身」の問題はここに出している(ちなみに、「昭和お笑い史」研究として、立川流Bコースの高座名は一通り覚えている)し、「四星球」はここに出ている。もっとも、「ティラミス」の問題は全くノーマークだったけど。