今日から~ぼく~は~ただのおと~こ~

・妙に訪問者が増えているので、減らすためにたまには日記みたいなことを。

・今日は学校祭の代休2日目。家事をしながら久々に「きたやまおさむ加藤和彦音楽会」を見た。みうらじゅんさんと水谷先輩はよしだたくろうに合わせて名前をひらがなで表記しているそうだが、私はきたやまおさむさんに合わせてひらがなにしている、んだったと思う。忘れてしまったが。

きたやまおさむさんの本は「くたばれ!芸能野郎」もNHKテキストも読んでいるフリークなのである。で、この番組の中で「加藤さんが選んだ人生について」という質問に対してきたやまさんが答えている言葉がある。この言葉がここ数年、ずーっと頭の中で反芻されてきた。何かここに掲載したくなったので、掲載しておく。

・何度もこれは強調せねばならないことだけれども、最初は遊びだったんです。300万枚の評価を得るための営みではなかった。むしろ私を喜ばせるために加藤和彦は「帰ってきたヨッパライ」を持ち込んできたんだと思う。で私は彼をびっくりさせるために、いろんな曲を彼に提示して、彼に喜んでもらおうとした。で、私たちにとって、最初の聞き手は、お互いだったと思う。それが300万人の人間を相手にしたときにね、巨大なものと出会ってしまって、私はこんな連中に対して、何かものを作り続けるつもりはなかったし、私の小ささみたいなものが痛感されたし、身の丈に応じた人生を歩まねばならないと思ったんだけど、加藤は、あの300万人を相手にし続けた男であったと思うんですよね。それでみんなそれを喜んだし、拍手もしたし、びっくりもしたと思うんだけれども、その選び方、前に、戦い続けて前進するか、私のように後退するかは、大きな差では無いかと思う。

・加藤的生き方と北山的生き方があれば、私はもちろん北山的生き方を目指す者である。最初は遊び、最後まで遊び、を目指したい。