・今まで「石坂浩二」が答えになる問題。私は、「ビリーバンバンの曲｢さよならをするために｣を作詞した俳優は誰?」「NHK大河ドラマの主役を最も多く演じた俳優は誰?」「ドラマ｢太閤記｣で,織田信長を演じたのは高橋幸治,豊臣秀吉を演じたのは緒形拳ですが,石田三成を演じたのは誰?」と合わせて４問作成していた。
・このうち、例会で出題したのはビリーバンバンだけ。この歌は、外来語を全く使っていないことで、一部では知られている。
・「開運！なんでも鑑定団」がらみでは、「テレビ東京の番組｢開運なんでも鑑定団｣のオープニングテーマとして使われているビートルズの曲は何?」という問題を作ったことがある（1997年５月７日出題）。この選曲センス。すばらしい。
・石坂浩二氏が出演していなければ、お年寄りやお堅い人たちが、わざわざ恥をしのんで鑑定してもらいに来ることなど無かったわけで、その意味ではやっぱり必要な人物なのだ。「番組に品格をもたらす」彼がいなくなっても、今までのように依頼人が集まるかどうか、まあ見ものですね。なお、百戦錬磨の福澤朗氏は好きな司会者のひとりだが、福留氏の代わりをするよりも厳しいんでないかい？
・様々な人に出てもらうためには、司会を誰にすれば良いかが重要だ。同じようなことは「アタック２５の司会を誰にすれば良いか」などを議論する際にも言える。「仮装大賞」の司会に香取慎吾を起用したセンスにも通ずる。
・ま、「史上最強」は石坂浩二氏がいなくても、みんな出たでしょうけどね。ただ、あの番組が（晩年のFNSと違い）浮ついた雰囲気にかろうじて堕さなかったのは、石坂浩二氏（とアナウンサー出身の司会者）の功績と言って良い。昔のクイズ番組には、落ち着いた雰囲気をもたらす名物司会者がいたのである。
・だいいち、クイズ番組に出るなんて、一般の人からすれば好んで恥をさらしに行くようなもの。そこに少しでも司会者の悪意や浮ついた雰囲気が感じられれば、参加をためらいまくるはずだ。アタック２５があれだけ続いているのは、児玉さんが（在阪スタッフの要求をのまず）必要以上の出場者いじりをしなかったからだと思っている。
・今、視聴者参加番組を落ち着いた雰囲気にできる、数少ないホストが石坂浩二氏である。そんな人が安価なギャラで出演してくれていることの僥倖。そんなこともわかっていないのだろうか。司会を明石家さんまさんにするというのなら話は別だが。
