クイズ覚え書き 陸上編

・最近訪問者が多いので、減らす為にこんな記事を。

・FNS第4回決勝で、「棒高飛び」と書いた人を不正解にし、「棒高跳び」と書いた人を正解にしている。正確な表記は「棒高跳」であり、「び」は不要。よって、本来は両方不正解である。ひらがなだったらどうしたのだろうか(「白雉」事件もあったことだし)。

・「ハンマー投のハンマーと砲丸投の砲丸。重いのはどっち(答え:同じ)」的な問題がよく出るが、そもそもハンマー・砲丸とも男女重さが違う。また、ここでいう「ハンマーの重さ」とは、球自体の重さなのか、持つ部分を合わせた重さなのか、判然としない。

・第2回FNSグランドチャンピオン大会でこの問題が出たとき、解答者の永田さんは、少し考えた挙げ句「ハンマー」と答えた。私の予想では、第11回ウルトラクイズ「砲丸とハンマー、球自体の重さはおなじである。○か×か(正解:○)」が瞬間的に思い浮かんだのではないかと思う。で、「球自体」というところから判断し、「ハンマーは持つ部分の分重い」と判断したのではないか。

・結論としては、「ハンマーの重さ=球(正確には頭部と言う)+接続線+ハンドル(取っ手の所)」である(日本陸連HPなど参照)。これが「砲丸」と同じ重さなのだ。つまり、砲丸よりハンマーの球の部分の方が軽いと言える(厳密に言えば、重さには誤差の許容範囲があるのだが、接続線とハンドルの重さを引き、球のみで許容範囲に収まることはまずあり得ないと思う)。ウルトラクイズの問題が間違っていると思う。FNSの方が正しいというのも珍しい。ただ、様々な陸上関係のHPなどでも「球が砲丸と同じ重さ」と勘違いしてあるものが多いようで、間違えるのもやむを得ないか(例:これ)。