準ちゃんが吉田拓郎に与えた偉大なる影響

 

・なぜか急にこんな書き込みが数日前に。私はこっちの方が御大の意見を簡潔にまとめているような気がする。この考え方に深く深く共鳴したから今の私のクイズ問題群が存在しえたのだ。つーことで、今回はちょっとだけ自分の話を。

 

・私にとっての水谷さん(私は他人を「先輩」と呼ぶのが苦手)は、はっぴぃえんどにとってのバッファロー・スプリングフィールドであり(譬えが分かりづらい)、大学入学後の2年間、とにかく「水谷記念」を熟読し、問題作成の極意を深く盗もうとした。そういう勉強のために読んだ問題集だから、正直言って問題と答えはあまり覚えていない。

 

・盗むことから入った私だが、ご自宅にも何度もお招きいただき、書棚を見るにつけ、「私と読んでいる本が全然違う」と思っては安心したものだ。知的なバックボーンが全然違うから(そもそも文系理系で違う)、方法論を真似しても同じようなクイズ問題にはならない。「問題似てるよね」と言われたこともない。しかし、私が水谷さんの問題の影響をメチャメチャ受けているのは間違いない。こういう話は個人的なことなので、また追い追い少しずつ。とにかくここを読んでから、問題群を堪能して欲しい。

 

・話を変える。「勝抜杯」のペーパークイズを大絶賛する声が多いことに、何か違和感を感じる。いや、ペーパークイズの質が高くないと言いたいのではない。そんなにああいう問題群を「良問」として理想化するなら、みんなで普段から作れば良いんじゃないの? 決して作れない問題群じゃないんだから。大絶賛している暇があったら、自分で良い問題を作ろうという気概を是非。

 

・最後にこの書き込みについて。戯れに書棚から該当書籍を拾ってみた。授業の例話のネタになりそうな本ばかりである。なお、ちくま新書は割にクイズ問題を作りやすい。というより、今の新書は(岩波新書ですら)内容が柔らかくなっているので、概して問題が作りやすくなってきている。作りやすいといっても、1冊につき2~3問くらいだが。 

 

f:id:sasaki1030:20200623015630j:plain

 

・どうでもよいが、本棚に私が唯一所持している「ユリイカ」が見える。ということで、次の書き込みは「ユリイカ」の感想の予定。