昭和の空に残されている寒鴉(国語教師らしく俳句の引用などを)

・ウチの高校のクイズ研の早押しに参加することが稀にある。最近はかなりの量の問題を早押しでこなしているらしく、指がメチャメチャ早い。ベタ問の蓄積も増えてきたようだ。問題は世に無尽蔵に出回ってるからね。一方、おっさんは全然ランプが点かない。

 

・そんな中、「数学で、面積を表す」くらいで押して「V」と答えた人がいた。気になったので、「この問題って、Spaceっていう答えはあり得ないの?」と聞いてみたら、「『面積を表す』くらいで押せば、その後の『Sは』まで聞けて、その『は』が上がっているか下がっているか判断できる」というようなことを(原文のままではないが)教えてもらった。ほー、それは勉強になる。でも、私にはそういう押しは一生無理ですな。

 

・『水津康夫のクイズ全書』では、アップダウンクイズ佐々木美絵さんの問題読みを絶賛しているが、彼女のすばらしいのはボタンが押されたらそこでピタッと止めるところだと言うことだった。これについては私も21年前に既に述べている。昭和のクイズで止まっているおっさんは、クイズの変化に全くついて行けないのである。最近の執筆活動により、自分がいかに「昭和のクイズ」に留まっているかを自覚させられっぱなしなのである。

 

・ということで、相変わらずクイズの変遷について文章を書いているが、いつ完成するのか。執筆スピードは少しずつ上がっているのだが。