思考実験の予告

・難問と銘打たれている問題であっても、一定の既出問題・ジャンルをただ掘り下げて出題しているに過ぎない、という現状は、何度となく指摘してきた。
 
・このことを、15年以上前に「デリバティブクイズ」と言った人もいたし、「クイズというジャンルのクイズ」と表現した人もいる。で、クイズというものは、そこから全く動いていない。
 
・一方で、「?のつくあらゆることがクイズになる」と豪語したクイズ番組もあった。しかし、その番組も「強豪」の「対策」の餌食となり、消えていった。
 
・そもそも、クイズには「答えてもらわないと進まない」という基本的な条件がある。全く一度も「正解者」が現れないクイズは、ゲームとして成立しない(と思う。たぶん)。だから、そこに「難問」という要素を加味しようとすれば、作成者の側が「対策されていそうな問題」「何処かで出題されたことがありそうな問題」を選んで出題することになっていく。そこには「新しいクイズの地平を拓く」などという発想は皆無となる。
 
・というのが、このブログや親HPの基本的な認識である。と、まず整理しておく。
 
・さて、このブログでは、クイズの「強豪」たちがあまり作らないような問題を、今後何パターンか提示していくことにする。で、これがクイズの問題として果たして成立するのか、と言う思考実験をしてみたい。もし、結果的に「どうやっても、クイズというものは広がっていかない」という結論しか得られなくても、それはそれでしょうがないかな、と思う。